わかりあえない、あれこれ

 わかりあえない。

フリーランスになったっていうと、みんなにうらやましがられるが、そんなことないのだ。深く迷い込んだ森の中で、あたしはあたしが一番ほしいものを手に入れるために一番過酷な道を選んだのだ、正直怖いものから逃れたかったのだが、そうはいかなくて、いまだ仕事をくれるのだが、こんなこと大きい声じゃとてもいえないが、本当に縁を切りたい。入金されなかったらそれはそれでいい、もうやらない、それだけでいい。この金額じゃないと、この作業量と求められるスピード感は、きっと今後どんどんきつくなる。会社を辞めた後もいつまでも縛られてるわけにはいかない。他に社内でデザイナを雇ってもらった方がよい。ほんとにそうしてくれないかな。安月給で昼夜土日問わず働いてくれるひと、いるといいね。

さらには共通の知り合いにあたしが会社員時の給与より高い収入になるなんて嘯きやがって、個人情報なんだと思ってんだよ。こと細かく説明させていただきますとね、会社員の時より年金の金額はさがりますが、国民年金になるから老後の年金支給額も下がるんですよ、自分でなんらかの救済措置を考えてお金を貯めるか、どこかにお金をつみたてなきゃいけないんです、保険料は会社の半分負担がなくなるから倍だし、所得税個人事業主だと増えるし、PC代も電気代もソフト代もフォント代もすべて全額負担なんですよ、経費にできるけど、経費なんて実費で結局払って税金が少なくなるだけなんですよ。そんなん全部わかって見積もりだしてんのに、個人事業主になることを甘く考えているんじゃないとか上から目線で言われても、まじで話通じねえって嫌んなっちゃうよ。そちらこそ、フリーランスに依頼するって甘く考えているんじゃないですかって感じ。

すべて仕組まれて、その人のつながりがある仕事すべてなくなってもかまわない。

営業にいくよ、あたしもっと頑張れるよ、他の仕事は、とてもキラキラと輝いているんだもの。(今だけかもしれないけれど。)

 

 

しかし、三十路すぎますと、女は子を産んでる人も多いのですが、そこともわかりあえないと思う、さいきん。しかもたまにいるのが、こちらが仕事していることも劣等感を感じている雰囲気で目の敵にする。自分は手に職もなく旦那の給与がないとやっていけず家でも外でも仕事ができないからか、(書いてて本当にひどい偏見だけれども)

子供を産んだことを見せびらかし自慢する。子を産もうが、産まなかろうが、働いてようが働いてなかろうが、人として仲良かったんだけどなぁ、学生時代は。学生時代なんて過剰な自意識との闘いでつらくて今の方がだいぶましになったから、あの頃に戻りたいなどとは思わないけれど、大人になりなくしたものもやはりあるのだなぁ。

 

そんな感じで最近は、前の会社とは関係のないお客様とごはんや飲みに行くときが一番楽しいです。見栄の張り合いもなく、腹の探り合いもなく(少なくともこちらは探ってないし探られてる感もない、実際先方はわからないけれど。)楽だ。

 

さぁ吐き出したしそろそろ仕事するか。